2013.12.20

まだ仰っている-マンモハン・シン首相とソニア・ガンディー国民会議派総裁

シン首相は昨日、「2014年の総選挙をあきらめるな。出来る約束だけせよ」と発言している。それに合わせ、ガンディー国民会議派総裁は「今回の州選挙惨敗の原因の一つが規律と結束の欠如」と述べている。
http://www.indianexpress.com/news/make-promises-that-can-be-fulfilled-says-pm–sonia-asks-congmen-to-buck-up/1209054/

何故このように使い古された表現しか出来ないのだろうか。出来ない約束をしてきた結果が今回の州議会選挙で示された民意であるとすれば、民意を汲み取ることが先ではないか。即ち、繰り返される汚職や犯罪、後手に回る対応策。何故そうなるのか、そういった諸悪の根源排除を政府は本気でやろうとしているのか。

インドを代表する企業マルチ・スズキ・インディアのバルガバ会長の名刺の右上には日本語で「やる気」と書かれている。そこで、インドの政治家や役人の名刺にこの言葉を刷り込んでみることを提案したい。もちろん、日本語ではなくヒンディー語や地方言語だっていい。その気持ちは、真面目にやる気を見せ、努力する政治家ですという自己表現だ。後は自分次第で、結果は国民の判断に委ねますと。

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