2007.07.19

40度の日の過ごし方と若者の未来

モンスーンの時期でしたが、なぜかデリー市内は雨が降らず、体感温度は40度くらいありました。で、インド門の近くにある水路では子供たちが水遊びに興じていました。ボートに乗って涼を取る人たちも、いつもの光景でした。屈託無く遊ぶ子供たちの顔からは、私が日常的に感じる人生の煩わしさなどは微塵も見て取れませんでした。

でもこの子供たちが成人する頃には、五歳刻みで1億人の人口がいることになります。その若者たちがどんな人生をこの国で送るのかと、余計なことを考えてしまいました。水路で遊ぶ子供の何人が将来、華やかなITなどのサービス産業に就けるのか。IT産業が吸収した労働人口は、昨年で30万人くらいと、その数は限られています。この子らが食うに困らぬよう、インドの為政者は頑張っているのでしょうが、日本にもしてやれることが多々ありそうです。

日本はモノづくり大国ですが、少子高齢化で後継者も無く、毎年、中小企業7万社程が廃業すると言われています。ビジネスの国際化が騒がれていますが、人の国際化が遅れてはいないでしょうか。

日本からインドへの援助(ODA)は年間1,800億円規模になりました。でも、使えるのは橋や道路を作るとか、目に見えるものだけです。人的交流や、技術の移転など、目に見えないことにも金をつぎ込み、日印の経済がハーモナイズするような方向を志向することも、必要ではないでしょうか。日印両国は、政治的には独立国家ですが、ビジネス的には共存共栄国家として手を携えていけるのではないか、と思いました。

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