2007.07.18

インド的発展の受け入れ

]先週、バンコック経由でデリーに出張しました。始めて見たバンコックの新国際空港に度肝を抜かれました。その大きさもさることながら、随所に行き届いたサービス精神の旺盛なセットアップには、正直言って、インドが何年掛かっても到達できないものがあるのでは、と思いました。また、初めて乗った地下鉄も整理整頓が行き届き、日本よりも素晴らしい、と感じ入りました。

でも、そうだからといって、何もインドの発展内容に落胆している訳ではありません。デリー近郊のグルガオンやノイダには大型ショッピングセンターが出現、週末には駐車所にも不足するくらいの賑わいです。

また、国道の拡張整備も徐々に進んでおり、コモンウエルス・ゲームが開催される2010年頃には、都心部での社会インフラもかなり充実したものになっているでしょう。それでも、一寸周囲を見渡せば、そこにきっと昔のインドが残っているはずです。全てまとめてきれいにしちゃう、なんてことは、インドでは望むべくも無いことなのです。

それはそれでいいのではないでしょうか。インドがインド的に発展していき、国民が豊かになれれば。他国と比較して至らぬ点をこき下ろすよりは、ありのままを受け入れ、改善した点を評価する。そんなインド的発展の受け入れ方があるのでは、と思いました。

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